HUNTER×HUNTER風に就活を語る①
2008.05.07 |Category …アニメ・漫画
面接官「お前、何者だ?お前からの志望動機には何か特別な意思が感じられる」
名前: 就職戦線異状名無しさん [sage] 投稿日: 2008/04/18(金) 17:32:18
名前: 就職戦線異状名無しさん [sage] 投稿日: 2008/04/18(金) 17:32:18
面接官「詰まるところ弔い合戦か、誰の仇だ?」
クラピカ「亜細亜大学。国際交流を売りにした大学だ」
面接官「アジア?なんだそりゃ?大学の名前か?」
クラピカ「亜細亜大学。国際交流を売りにした大学だ」
面接官「アジア?なんだそりゃ?大学の名前か?」
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面接官:たまにこういうリベンジヤロウがいるからやめられねぇ。人事はよ!
俺の一番の楽しみを教えてやろうか?
おめーみてーなリベンジヤロウを不採用にすることだ!!
俺の一番の楽しみを教えてやろうか?
おめーみてーなリベンジヤロウを不採用にすることだ!!
面:バカな…
ク:解せないという面持ちだな。黄泉の手向けに教えてやろう
今の私は「既卒」だ
ク:解せないという面持ちだな。黄泉の手向けに教えてやろう
今の私は「既卒」だ
これから全員履歴書を提出する
この紙に名前と生年月日と大学名を書いてくれ
ワタシ、自分の大学名知らないね
俺なんて大学もいってねーぜ
げ
この紙に名前と生年月日と大学名を書いてくれ
ワタシ、自分の大学名知らないね
俺なんて大学もいってねーぜ
げ
己の学歴と自己PRに限界を感じ
悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果(さき)は・・・
エントリーであった
自分自身を育ててくれた大学、リクナビへの限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
一日一万社!感謝のエントリー!
機を整え
拝み
祈り
構えて
クリック
一社のエントリーを一回こなすのに当初は5~6秒
一万社をエントリーし終えるのに初日は18時間以上を費やした
エントリーし終えれば倒れるように寝る 起きてまたエントリーを繰り返す日々
2年が過ぎた頃
異変に気付く
一万社エントリーし終えても日が暮れていない
齢50を超えて完全に羽化する
感謝のエントリー1万社
1時間を切る!!
代わりに祈られる時間が増えた
山を下りたときネテロのエントリーは
音を置き去りにした
悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果(さき)は・・・
エントリーであった
自分自身を育ててくれた大学、リクナビへの限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
一日一万社!感謝のエントリー!
機を整え
拝み
祈り
構えて
クリック
一社のエントリーを一回こなすのに当初は5~6秒
一万社をエントリーし終えるのに初日は18時間以上を費やした
エントリーし終えれば倒れるように寝る 起きてまたエントリーを繰り返す日々
2年が過ぎた頃
異変に気付く
一万社エントリーし終えても日が暮れていない
齢50を超えて完全に羽化する
感謝のエントリー1万社
1時間を切る!!
代わりに祈られる時間が増えた
山を下りたときネテロのエントリーは
音を置き去りにした
面1:ひとつ聞いていい?なんで弊社を受けたの?
団長:何故だろうな、なんとなくじゃないか?安定はしていそうだし
いざ聞かれると答えがたいものだな
動機の言語化、あまり好きじゃないしな
だが、やはりそこに自分を掴む鍵はあるか
面2;(なんだこいつ?)
団長:何故だろうな、なんとなくじゃないか?安定はしていそうだし
いざ聞かれると答えがたいものだな
動機の言語化、あまり好きじゃないしな
だが、やはりそこに自分を掴む鍵はあるか
面2;(なんだこいつ?)
人事が視線を切ると再び時が動き出した
いや、人事以外の時間は凍ったままである
内定を採らんと侵入してきたはずの学生までが固唾を飲んで話を止めた理由は
人事の所作すべてが見紛うことなく優しさに溢れていたからに他ならない
一人の学生に対する慈愛溢れる振る舞い
「話が随分違うじゃねぇかよ」
ゼノがそう問い詰めるのも無理は無い
「ここでは…」
不明瞭な呟きと共に立ち上がった人事から思慮外の提案
「お酒でも飲みに行こうか」
「その方がお互いよく知れると思うのは、うぬらも同じであろう?」
悪名高い圧迫面接で有名な企業
そのために巨額を費やし巨額を費やしG面のサポート役としてサクラを雇った
異存のあるはずもない
しかし、不安な思いは拭えない
ピトーがタイムカードを切った瞬間
致命的な油断
『ブラック企業』
一瞬二人がそう確信したのも無理は無い
それほどに容易く、悠然とくふ楽は二人の想定していたサービス残業時間を横切った
敵もまた、はるかブラック
いや、人事以外の時間は凍ったままである
内定を採らんと侵入してきたはずの学生までが固唾を飲んで話を止めた理由は
人事の所作すべてが見紛うことなく優しさに溢れていたからに他ならない
一人の学生に対する慈愛溢れる振る舞い
「話が随分違うじゃねぇかよ」
ゼノがそう問い詰めるのも無理は無い
「ここでは…」
不明瞭な呟きと共に立ち上がった人事から思慮外の提案
「お酒でも飲みに行こうか」
「その方がお互いよく知れると思うのは、うぬらも同じであろう?」
悪名高い圧迫面接で有名な企業
そのために巨額を費やし巨額を費やしG面のサポート役としてサクラを雇った
異存のあるはずもない
しかし、不安な思いは拭えない
ピトーがタイムカードを切った瞬間
致命的な油断
『ブラック企業』
一瞬二人がそう確信したのも無理は無い
それほどに容易く、悠然とくふ楽は二人の想定していたサービス残業時間を横切った
敵もまた、はるかブラック
二人合わせて2留した早稲田以下
面接官たちは俺達(東洋と日大)をそう判断した
面接官たちは俺達(東洋と日大)をそう判断した
俺は…これでもそこそこ学力は高い
難関入試と言われる試験も受けてきた
そんな者にだけ働く勘がある
その勘が言ってる
俺はここ(最終面接)で
落ちる
難関入試と言われる試験も受けてきた
そんな者にだけ働く勘がある
その勘が言ってる
俺はここ(最終面接)で
落ちる
圧迫面接にオーラを集中させた
凄まじいポテンシャル
あれで質問されたら、俺のコミュ力では何もできないな
凄まじいポテンシャル
あれで質問されたら、俺のコミュ力では何もできないな
立教「才能って奴だな」
立教(そうさ、この学力こそが俺の才能。これさえあれば俺があの大企業から内定をもらうことも可能!)
ざわ
??「面白そうな話をしているね、才能がどうとか。僕も混ぜてよ」
立教「あ、あ、東京大学…!」
立教(短い そして儚い夢だった。格が違う
決して覆ることの無い あらかじめ決められた偏差値)
??(ありえない なんだあの禍々しい偏差値は)
東大「ところでさー、なんで面接会場に日東駒専がいるのかな」
専修(!!)
立教(そうさ、この学力こそが俺の才能。これさえあれば俺があの大企業から内定をもらうことも可能!)
ざわ
??「面白そうな話をしているね、才能がどうとか。僕も混ぜてよ」
立教「あ、あ、東京大学…!」
立教(短い そして儚い夢だった。格が違う
決して覆ることの無い あらかじめ決められた偏差値)
??(ありえない なんだあの禍々しい偏差値は)
東大「ところでさー、なんで面接会場に日東駒専がいるのかな」
専修(!!)
この歳(27)で就活…
恐ろしい、けどそれ以上に悲しい子
日常が警備だったはず
恐ろしい、けどそれ以上に悲しい子
日常が警備だったはず
社員のために泣けるんだね
血も涙もない連中だと思ってた
だったらなんで その気持ちを ほんの少し・・・
ほんの少しでいいから
お前らが祈った人達に
なんで分けてやれなかったんだ!!
血も涙もない連中だと思ってた
だったらなんで その気持ちを ほんの少し・・・
ほんの少しでいいから
お前らが祈った人達に
なんで分けてやれなかったんだ!!
キルアは捏造を使えない
自分の経験した過去を大きく誇張し、
それを長時間維持する技術が決定的に苦手だった
キルアはそれを自覚している
だから履歴書には、自分の最も得意な分野での資格のみを正直に書いていた。
英検準2級。
あまりに微妙。
自分の経験した過去を大きく誇張し、
それを長時間維持する技術が決定的に苦手だった
キルアはそれを自覚している
だから履歴書には、自分の最も得意な分野での資格のみを正直に書いていた。
英検準2級。
あまりに微妙。
合同説明会会場
「俺からもいいか?
4月、早い時期のような遅い時期のような…
俺は『モンテローザ』だ」
ざわざわ ざわざわ
「これは本日お越しになっている他の優良企業さんたちも知らない事実だ。
どうか彼らを責めないでやってほしい。
…で、皆さんのご自宅に、弊社の内定通知を送付した」
「なんだと貴様!ふざけるなよ!」
「まあ、落ち着いて聞いてくれ」
「これが落ち着いていられるか!」
日体大生「うおおお!!!」
ボンッ!
日体大生「うう、あああ…」
モンテローザ「説明の順序が変わってしまったな。今のは『リトルサービス残業』
せいぜい週一日の徹夜で済み、威力もさほどない。日体大生も一命を取り留めたようだ。
だが、内定通知を受け、弊社で労働することになれば、確実に鬱病になると言っておこう」
「俺からもいいか?
4月、早い時期のような遅い時期のような…
俺は『モンテローザ』だ」
ざわざわ ざわざわ
「これは本日お越しになっている他の優良企業さんたちも知らない事実だ。
どうか彼らを責めないでやってほしい。
…で、皆さんのご自宅に、弊社の内定通知を送付した」
「なんだと貴様!ふざけるなよ!」
「まあ、落ち着いて聞いてくれ」
「これが落ち着いていられるか!」
日体大生「うおおお!!!」
ボンッ!
日体大生「うう、あああ…」
モンテローザ「説明の順序が変わってしまったな。今のは『リトルサービス残業』
せいぜい週一日の徹夜で済み、威力もさほどない。日体大生も一命を取り留めたようだ。
だが、内定通知を受け、弊社で労働することになれば、確実に鬱病になると言っておこう」
GDにて
ピピッ!
マーチ1「イッたな残り五分まで。ニッコマ!司会総計と変わるか!?」
総計(ニヤニヤ)
ニッコマ「クソが…調子に乗りやがって」
マーチ1「ヤベェ逃げろ、巻き添えくらうぞ」
マーチ2「あいつキレるとGDとか関係なくメガンテするから」
マーチ3「前に一度それに同調しようとして落とされかけたもんね」
マーチ1「あいつのメガンテは範囲が広いし怒って発動するから手加減しねーんだ。おそらく今回のメガンテに巻き込まれたら、駅弁 瞬殺だぜ」
駅弁(今回の…?てことは他の選考で会う可能性があるってこと?くそー怖い)
総計(何…?いつの間にニッコマと意見が対立した!?いやそれよりも…明らかにさっきより周りが引き気味だぞ!)
ニッコマ「総計さんなにか意見はありますか?(痛みを返すぜ…無茶振りに変えて!!)」
"受からざる者"(ペインパッカー)!
ニッコマ「総計さん新しく意見はありませんか?時間がないので簡潔にお願いします」(苦しいか?すでに意見は出尽くして、補足すら出来ねェだろ)
ニッコマ「時間がありませんが?」(逃げてもいいぜ?)
ニッコマ「私としては総計さんが今まで言われたことには同意しかねます」(選考を辞退できるならな)
ニッコマ「それについて総計さんはどう思いますか?…あーあと二十秒ですね」(どうした?自慢の学歴でなんとかしてみろよ)
ヒャハハハハ
ピピッ!
マーチ1「イッたな残り五分まで。ニッコマ!司会総計と変わるか!?」
総計(ニヤニヤ)
ニッコマ「クソが…調子に乗りやがって」
マーチ1「ヤベェ逃げろ、巻き添えくらうぞ」
マーチ2「あいつキレるとGDとか関係なくメガンテするから」
マーチ3「前に一度それに同調しようとして落とされかけたもんね」
マーチ1「あいつのメガンテは範囲が広いし怒って発動するから手加減しねーんだ。おそらく今回のメガンテに巻き込まれたら、駅弁 瞬殺だぜ」
駅弁(今回の…?てことは他の選考で会う可能性があるってこと?くそー怖い)
総計(何…?いつの間にニッコマと意見が対立した!?いやそれよりも…明らかにさっきより周りが引き気味だぞ!)
ニッコマ「総計さんなにか意見はありますか?(痛みを返すぜ…無茶振りに変えて!!)」
"受からざる者"(ペインパッカー)!
ニッコマ「総計さん新しく意見はありませんか?時間がないので簡潔にお願いします」(苦しいか?すでに意見は出尽くして、補足すら出来ねェだろ)
ニッコマ「時間がありませんが?」(逃げてもいいぜ?)
ニッコマ「私としては総計さんが今まで言われたことには同意しかねます」(選考を辞退できるならな)
ニッコマ「それについて総計さんはどう思いますか?…あーあと二十秒ですね」(どうした?自慢の学歴でなんとかしてみろよ)
ヒャハハハハ
>>79
にっこまつえーwww
にっこまつえーwww
就職課「馬鹿野郎!!!こんな時期にリクナビ2009に入会するヤツがあるか!!!
お前の友達はそんなことも教えてくれなかったのか!!」
学生「友達はいない… 先輩も…」
お前の友達はそんなことも教えてくれなかったのか!!」
学生「友達はいない… 先輩も…」
日大生「フム…これを着るのも最後かのォ」
駒沢大生「おい、あれって」
専修大生「ええ…『心』スーツ…!日大生が大手を受けるときにだけ身につけるという勝負服…!ただの噂かと思っていましたよ」
日大生「ヒュー…マーチくん、君も大手を受けるそうだが。他の就活生を間近に見た経験を踏まえて、忌憚のない意見を述べてくれたまえ」
日大生「どうかな?ワシと他の高学歴と比べて」
駒沢大生(やはりすげェ…針のように研磨された自己PR…)
マーチ「おそらく…内定に触れることすらできないだろう。その前に落とされる。ESか一次のどれかでな」
専修・駒沢大生「…」
日大生「ホッホッホ、悔しいのう。いつもいつも挑戦者か。親泣く親泣く♪」
日大生「駒沢。ESの選考結果が出るのは今日じゃったな。受かったものと院卒学推チームを連れて、履歴書と共に一次面接へ向かえ」
駒沢大生「日大は…?まさか御一人で選考へ…!?」
日大生「いやいや、もう一度二期で応募するだけじゃよ」
駒沢大生「おい、あれって」
専修大生「ええ…『心』スーツ…!日大生が大手を受けるときにだけ身につけるという勝負服…!ただの噂かと思っていましたよ」
日大生「ヒュー…マーチくん、君も大手を受けるそうだが。他の就活生を間近に見た経験を踏まえて、忌憚のない意見を述べてくれたまえ」
日大生「どうかな?ワシと他の高学歴と比べて」
駒沢大生(やはりすげェ…針のように研磨された自己PR…)
マーチ「おそらく…内定に触れることすらできないだろう。その前に落とされる。ESか一次のどれかでな」
専修・駒沢大生「…」
日大生「ホッホッホ、悔しいのう。いつもいつも挑戦者か。親泣く親泣く♪」
日大生「駒沢。ESの選考結果が出るのは今日じゃったな。受かったものと院卒学推チームを連れて、履歴書と共に一次面接へ向かえ」
駒沢大生「日大は…?まさか御一人で選考へ…!?」
日大生「いやいや、もう一度二期で応募するだけじゃよ」
マーチは生まれて初めて精神に過大なストレスを受けることで
自身の能力の本質が実は、
大企業からの内定とは著しく離れた所にあり
圧迫面接と自分を必要としない社会に対して怒りが増大していくことを自覚した
GDの破壊には大きな快感が伴い
その直後急速にブラック・ワープアへの恐怖感に襲われた
学歴で勝る早慶はマーチの現状をほぼ正確に把握していた
自身の能力の本質が実は、
大企業からの内定とは著しく離れた所にあり
圧迫面接と自分を必要としない社会に対して怒りが増大していくことを自覚した
GDの破壊には大きな快感が伴い
その直後急速にブラック・ワープアへの恐怖感に襲われた
学歴で勝る早慶はマーチの現状をほぼ正確に把握していた
それでは、扉を選んでください 道は二つ・・・
大手で福利も厚いが、長く困難な道・・・・・・
挙手をすれば通る、短く簡単な道・・・・・・
ちなみに困難な道はどんなに低くても偏差値55以上でないとESが通過しません
短く簡単な道はほどなく内定が出ます
大手で福利も厚いが、長く困難な道・・・・・・
挙手をすれば通る、短く簡単な道・・・・・・
ちなみに困難な道はどんなに低くても偏差値55以上でないとESが通過しません
短く簡単な道はほどなく内定が出ます
面接官「ほっほ。受け攻めいくつか予想しとったが、そりゃ捏造だろFラン」
Fラン「!?(無理だ…これ以上捏造できない…。すれば確実に落とされる。)」
面接官「そのまま彼方へ消えてくれると有難い」
Fラン「!?(無理だ…これ以上捏造できない…。すれば確実に落とされる。)」
面接官「そのまま彼方へ消えてくれると有難い」
面接を…受けなきゃ
ドッ…
え?な、なんだ?身体が思うように動かねぇ
おいおい なんだよ マジかよ
ピッ 『受信メール一覧』
うわ
これ全部 お祈りメールかよ
ドッ…
え?な、なんだ?身体が思うように動かねぇ
おいおい なんだよ マジかよ
ピッ 『受信メール一覧』
うわ
これ全部 お祈りメールかよ
おもしろすぎ
面接官「自己PRもう一度話せるか?」
学生 「ん?ああ」
面接官(おそろしく速い自己PR。オレでなきゃ聞き逃しちゃうね)
面接官「くっくっく うふふふ」
学生 「?」
学生 「ん?ああ」
面接官(おそろしく速い自己PR。オレでなきゃ聞き逃しちゃうね)
面接官「くっくっく うふふふ」
学生 「?」
履歴書に嘘は書くな
やる気の無い大学が唯一彼に
事あるごとに説いた教えだった
学生は馬鹿さ故の失敗を重ねながらもこの教えを大切に守ろうとした
内定の一つも与えられなかった彼にとってこの言葉が大学からもらった宝物だった
学生の小さな宇宙で大学は神に等しかったし
何よりどんなにぞんざいな扱いを受けても
彼は大学を誇っていたし大学からも必要とされていると信じていた
信じる根拠は2つあった
学生が22歳の時就活で全滅したことがあった
その時大学が必死で自主留年を勧めてきてくれた
そしてもう一つ
自分は今まで一度たりとも大学から出ていけと言われたことがない
この二つが学生の密かな誇りだった
面接官「バーカ
出てけって言われねーのはな
お前が金ヅルだからだよ」
やる気の無い大学が唯一彼に
事あるごとに説いた教えだった
学生は馬鹿さ故の失敗を重ねながらもこの教えを大切に守ろうとした
内定の一つも与えられなかった彼にとってこの言葉が大学からもらった宝物だった
学生の小さな宇宙で大学は神に等しかったし
何よりどんなにぞんざいな扱いを受けても
彼は大学を誇っていたし大学からも必要とされていると信じていた
信じる根拠は2つあった
学生が22歳の時就活で全滅したことがあった
その時大学が必死で自主留年を勧めてきてくれた
そしてもう一つ
自分は今まで一度たりとも大学から出ていけと言われたことがない
この二つが学生の密かな誇りだった
面接官「バーカ
出てけって言われねーのはな
お前が金ヅルだからだよ」
「くそっ!」
(なぜ選考なのに誰も発言しねぇんだ?)
(人事も受付の姉ちゃんもどっかに消えたってのか?)
(学生だけおいて?何があった?何が起こってる?)
クレペリン「はい、次!」
「うるせぇ!!」
(数字の足し算みてーのは何行も何行もあるし)
(早く人事を探さねば)
(しまった、さっきテープレコーダー壊しとけばあの声は消せたかもしれねーのに)
(しかし早く人事を探さねば)
(なんなんだクソ、イライラするぜ!)
ガチャ
人事「はい、お疲れさまでした!では引き続きGDの方を始めます」
「なんなんだよどいつもこいつもよぉぉぉぉおお!!!」
(なぜ選考なのに誰も発言しねぇんだ?)
(人事も受付の姉ちゃんもどっかに消えたってのか?)
(学生だけおいて?何があった?何が起こってる?)
クレペリン「はい、次!」
「うるせぇ!!」
(数字の足し算みてーのは何行も何行もあるし)
(早く人事を探さねば)
(しまった、さっきテープレコーダー壊しとけばあの声は消せたかもしれねーのに)
(しかし早く人事を探さねば)
(なんなんだクソ、イライラするぜ!)
ガチャ
人事「はい、お疲れさまでした!では引き続きGDの方を始めます」
「なんなんだよどいつもこいつもよぉぉぉぉおお!!!」
面接官「・・・・実に不快だ」
「低い学歴、耳障りな声、体臭 全てが神経に障る」
「なぜ貴様は何も考えず!!何も感じずに
こんな捏造が出来るんだ!!答えろ!!」
Fラン「落とせ」
「低い学歴、耳障りな声、体臭 全てが神経に障る」
「なぜ貴様は何も考えず!!何も感じずに
こんな捏造が出来るんだ!!答えろ!!」
Fラン「落とせ」
「学歴フィルターでの警戒は大東亜以下までにしろ」
「明日の選考までならそれで我慢してやる」
「……」
「不満か?Fラン生の警戒ならばそれで十分であろう」
「それともすでに内定者にFラン生がいるとでも申すか?」
「それでは貴様の学歴フィルターがザルでしかないことを
自ら吐露するのと同義!」「違うか?」
「……仰せの通りです」
「私の学歴フィルターではたとえば警戒を大東亜以下のみにしてしまうと
日東駒専からの通過者を察知できません」
「また選考を通過した者の中にFランがいればそれを看破できる類の
能力でもありません」
「…それはコムギのことを言っておるのか?」
「いえ、他にも選考には※11名の早慶が残っておりまして
彼らに関しては次の選考の参加は原則として自由です」
※レオル、フラッタ、タラゲッテを含む
「最終面接通過時に一応学歴の確認はしますが
仮に学歴詐称を行っているとしたらその判別はきわめて困難です」
「あとは…」
「もうよい!」
「学歴フィルターは成成明学以下までだ!!
それならば日東駒専からの志望者にも対処はできよう!!」
「マーチkkdr以上でなければ誰も来るなと伝えろ!!
Fランが来れば余(人事部長)が自ら祈ってくれるわ!!」
「明日の選考までならそれで我慢してやる」
「……」
「不満か?Fラン生の警戒ならばそれで十分であろう」
「それともすでに内定者にFラン生がいるとでも申すか?」
「それでは貴様の学歴フィルターがザルでしかないことを
自ら吐露するのと同義!」「違うか?」
「……仰せの通りです」
「私の学歴フィルターではたとえば警戒を大東亜以下のみにしてしまうと
日東駒専からの通過者を察知できません」
「また選考を通過した者の中にFランがいればそれを看破できる類の
能力でもありません」
「…それはコムギのことを言っておるのか?」
「いえ、他にも選考には※11名の早慶が残っておりまして
彼らに関しては次の選考の参加は原則として自由です」
※レオル、フラッタ、タラゲッテを含む
「最終面接通過時に一応学歴の確認はしますが
仮に学歴詐称を行っているとしたらその判別はきわめて困難です」
「あとは…」
「もうよい!」
「学歴フィルターは成成明学以下までだ!!
それならば日東駒専からの志望者にも対処はできよう!!」
「マーチkkdr以上でなければ誰も来るなと伝えろ!!
Fランが来れば余(人事部長)が自ら祈ってくれるわ!!」
「でも」
「ん?」
「よく考えたら10万人に会って選考するわけだよね 国中で」
「ああ… 仮に1%が生き残っても千人が奴らの兵隊になる計算だ」
「そうじゃなくてその前の話
いくら10日 いやあと9日あるとしても10万人を期間内に『選考』しようとしたら、
面接する方もすごい人数が要るはずでしょ?
1人の面接官が10日間で200人の学生を『選考』したとして…
え~」
「500人」
「合否を決められる人事がそんなに沢山いるはずが無いってことか?」
「うん」
「俺もそう思う
でも多分カンタン」
「?」
「面接官が人事じゃなくても別に良いんだ」
「え?何で?」
「平社員を使えば良い」
(略)
「用意に千人の即席ソルジャーが出来上がる
9万9千人の屍の上にな」
「ん?」
「よく考えたら10万人に会って選考するわけだよね 国中で」
「ああ… 仮に1%が生き残っても千人が奴らの兵隊になる計算だ」
「そうじゃなくてその前の話
いくら10日 いやあと9日あるとしても10万人を期間内に『選考』しようとしたら、
面接する方もすごい人数が要るはずでしょ?
1人の面接官が10日間で200人の学生を『選考』したとして…
え~」
「500人」
「合否を決められる人事がそんなに沢山いるはずが無いってことか?」
「うん」
「俺もそう思う
でも多分カンタン」
「?」
「面接官が人事じゃなくても別に良いんだ」
「え?何で?」
「平社員を使えば良い」
(略)
「用意に千人の即席ソルジャーが出来上がる
9万9千人の屍の上にな」
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